こんにちは、SOUSEIです!
2025年現在、アメリカ大統領選の動向が世界経済に大きな影響を及ぼしつつあります。
特にドナルド・トランプ前大統領が再び掲げる「相互関税」政策は、日本を含む各国の経済や消費活動に波及すると予測されています。
この記事では、トランプ氏の相互関税構想が「これから家を建てよう」「家を購入しよう」と考えている方に、どのような影響を与える可能性があるのか、3つの視点からわかりやすく解説します。
目次
1. 相互関税って何?住宅購入とどう関係あるの?
トランプ氏が主張する相互関税とは、
これは自由貿易の原則に反するとも言われていますが、アメリカ国内の産業保護や雇用創出を目的に再び注目されています。
一見すると、日本の住宅購入とは関係がないように思えますが、実は住宅に使われる多くの建材・設備・工具・家具などが国際的な取引やサプライチェーンに依存しています。
つまり、相互関税の影響は、建築コストや住宅の価格、さらには設備仕様にまで波及する可能性があるのです。
2. 建材価格が上がるかも?住宅価格が高騰するリスク
2020年代に入り、住宅価格が急騰した要因のひとつが「ウッドショック」でした。
これはアメリカの住宅需要急増や物流混乱により木材価格が高騰した現象です。
相互関税が再び導入された場合、アメリカやその他の国から輸入される木材やアルミ、鉄鋼などの建材に高い関税が課され、日本国内でも住宅建築コストの上昇が起こる可能性があります。
住宅購入を検討している方にとっては、
・建物価格そのものが数十万円〜百万円単位でアップ
・完成時期の遅れ ・仕様変更による選択肢の減少
などが現実問題となる可能性があります。
「今買うのが高いかも」と先送りする人もいますが、実は「これからさらに高くなる前に動く」ことが、結果的に得になるケースもあるのです。
3. 輸入住宅や海外製設備の価格・納期にも注意
海外製のキッチン、バス、洗面台、照明、ドアなどに憧れる方も多いのではないでしょうか。
しかし相互関税の導入によって、こうした海外製品の価格が上がったり、納期が長引いたりする可能性があります。
住宅のプランやインテリアにこだわりたい方にとっては、
・希望していた設備が予算オーバーに ・輸送コスト上昇で工期が延びる
・設計段階での仕様変更の必要性
など、理想の住まいづくりにブレーキがかかるかもしれません。
つまり、「輸入品にこだわりたいなら今のうちに動く」「国産でもおしゃれな代替案を選ぶ」など、早めの決断と柔軟な選択がカギになります。
4. 国産素材の再評価と、コスパ良好な住宅選びのチャンス
一方で、すべてがネガティブな影響ばかりではありません。
海外からの建材や設備が高騰する一方で、国産材や国内製品に注目が集まっています。
すでに一部の住宅会社では、
・奈良県吉野杉や国産ヒノキを使った家づくり
・国内設備メーカー(例:TOTO、LIXIL)の高品質商品 ・地域材を活用した“地産地消”型の住宅提案
などを積極的に展開しています。
国産材は性能面・安全性・輸送コストの安定性など、多くのメリットがあり、 「輸入材より結果的に安く・早く・安心できる家が建つ」可能性もあります。
5. まとめ
トランプ氏の相互関税政策は、住宅購入を検討している私たちにとっても、無関係ではありません。
建材価格の上昇、設備納期の不安定化など、家づくりのスケジュールや予算に影響を及ぼす可能性があります。
ただし、国産材や国内製品への切り替えをうまく行えば、価格上昇を抑えつつ、より安全・高性能な住まいを実現することもできます。
住宅は「今が買い時」と言われるタイミングが変化しやすい時代です。
迷っている方こそ、いまの状況を冷静に見極め、信頼できる住宅会社と一緒に賢い住まいづくりを進めることが大切です。