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住宅ローンの金利を解説!固定金利と変動金利どちらを選ぶべき?

2022年12月16日

こんにちは、SOUSEIです!
住宅ローンの金利をこれから選ぶ方や住宅ローンの固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきか迷っている方に向けて以下の内容をお話いたします!

・住宅ローンの固定金利と変動金利の違いと注意点
・ライフプランに合わせた住宅ローン金利の選び方
・住宅ローンの金利変更時のポイントや注意点


固定金利と変動金利の特徴についても詳しくお話いたします!
ぜひ最後までご覧ください!









1. 住宅ローンの固定金利と変動金利の違いと選ぶ際の注意点は?



はじめに、住宅ローンの固定金利と変動金利の違いや、金利タイプを選ぶ際の注意点についてお話いたします。




1-1. 固定金利の特徴


住宅ローンの固定金利とは、金融政策の影響を受けにくく、毎月の住宅ローン返済金額が一定であることが特徴です。
固定金利は変動金利より利率が高い傾向にあることがデメリットですが、金融政策が利上げに傾いていても、毎月の住宅支出が想定外に多くなるリスクを減らせます。

固定金利がおすすめな人は、進学予定の子供がいるなどで将来的に支出額が増える予定の人です。
教育にかかる支出が増える時期に金利が上昇すると住宅支出が増え、毎月の家計が苦しくなってしまいます。

また、固定金利の中でも当初固定金利タイプは、短期間で住宅ローンの返済をしたい人・借入期間を短くしたい人に向いています。
当初期間という初めの期間は、金利が低く設定されているため、当初期間のうちに返済が完了すれば支払い負担を軽くすることができます。




1-2. 変動金利の特徴


住宅ローンの変動金利とは、金利が一定ではないことが特徴です。
金利上昇の影響で毎月の支払額が上がってしまうリスクがあります。

しかし、借入当初は固定金利より利率が低く設定されており、結果的に返済額が固定金利より低くなる傾向があります。
現状、日本は低金利が継続しているため、変動金利を選択する人が多いです。

住宅ローンの変動金利は、積極的に繰上げ返済を検討している人に向いています。
金利上昇により毎月の返済額が増える場合は、返済額軽減型の繰上げ返済を行うことで、毎月の支払額が増えすぎないよう対策できます。

また、期間短縮型の繰上げ返済では、返済期間を短くすることで結果的に総返済額が上がるリスクを軽減できます。




1-3. 金利タイプを選ぶ際の注意点


住宅ローンの金利が上昇する可能性が高くても、正確に予想することは難しいです。
そのため、住宅ローンを30年・35年のような長期で借り入れする場合、金利が上昇した場合でも返済を継続できるか、ライフイベントの変化をある程度見越して検討する必要があります。

検討したい要素として以下のような点があります。

・今後の金利見通し
・金利上昇に伴う返済額の変動
・返済額が増えた場合の対応


無理のない返済プランを考える上で、ライフイベントで予想される支出とともに今後の金利見通しや、金利が上昇した場合にどの程度返済額が増えるのかを事前にシュミレーションしておく事が大切です。






2. 住宅ローンの金利をライフプランに合わせて選ぶには?



次に、住宅ローンの金利をライフプランに合わせて選ぶ際のポイントについてお話いたします!




2-1. 夫婦が共働きの場合


夫婦が共働きで世帯収入にゆとりがある場合は、変動金利タイプがよいでしょう。

主な繰上げ返済機能として返済額軽減型・期間短縮型があり、変動金利の特徴である金利上昇リスクに伴う返済総額の増加・毎月の返済額の変動負担を軽減できる効果があります。


また、配偶者の働き方や働く期間に注意が必要です。
雇用形態・勤務形態によって収入が予想を下回ってしまうことで、返済を継続するのが難しくなることも考えられます。
働き方については、お互いが納得できる形で話し合っておくとよいでしょう。




2-2. 退職金や将来的にまとまった資産形成ができる場合


住宅ローンを退職金で完済したい場合は、以下の点を考慮しましょう。

・固定金利タイプは実質の返済期間で選ぶことができる(「退職金をもらえる年齢ー契約する年齢=返済期間」となる)
・退職時のローン残高と退職金の概算を把握しておく
・退職金での完済時に手元資金に不安がある場合は早い段階で繰上げ返済を行い、ローン残高を減らしておくことが可能(=繰上げ返済機能が充実しているものを選ぶ)



また、住宅ローンの金利を選ぶ時点で、将来的にまとまった資産形成ができる場合は固定金利・変動金利どちらも検討できます。

しかし、まとまった資産形成ができる時期が未定の場合は、変動金利で金利が変動するリスクを負うのは避けた方が無難です。
時期を見込んでまとまった資産形成が可能な場合は、繰上げ返済資金として充てることができるため、変動金利を選ぶことで返済額の負担を軽減できます。




2-3.子供がいる場合


住宅ローンの金利タイプを選択する際に子供がいる場合、以下のような選択肢があります。

・子供が小さい場合は固定金利にする
・子供が大きいまたは独立している場合は家計状況に応じて選ぶ



子供が小さい場合は、教育費などで支出が増加することを踏まえて、金利が変動するリスクは避ける方が良いでしょう。
将来的に共働きなどで増えた収入を繰上げ返済に充てる予定であれば、長期固定タイプで月々の返済額を少なくする手段もあります。

また、子供が既に大きいまたは独立している場合、家計に余裕が出るタイミングに合わせてタイプを検討できます。
教育費は家計の大きな部分を占めるため、子供の成長に合わせた返済プランを検討することで負担を軽減できますよ。






3.住宅ローンの金利変更時のポイントや注意点は?



最後に、住宅ローンの金利変更をする際のポイントや注意点についてお話いたします。




3-1. 住宅ローンの借り換えが選択できる


住宅ローンの金利を固定期間選択型・全期間固定型で選択している場合では、残念ながら住宅ローンの金利を変更することができません。
どうしても金利変更がしたい時は、契約している金融機関とは異なる金融機関で借り換えをするという選択肢があります。

住宅ローンの借り換えが選択できるのは以下のような場合です。

・現在の住宅ローンより低金利のものを発見した場合
・完済までの期間を変更したい場合


返済期間・適用される金利が同じでも返済期間を伸ばすだけで、毎月の返済額を減らすことができます。
毎月の返済額に負担を感じている方は、住宅ローンの借り換えを選択して返済期間を延長することで、毎月の負担を減らすのを検討してみてくださいね。




3-2. 金利の種類によっては金利変更不可な時がある


住宅ローンの金利変更は、金利の種類や金融機関によって可否が異なるため、契約している住宅ローンを確認する必要があります。
一般的に、金利変更ができるタイミングには以下の場合があります。

・変動金利の金利見直しが行われるタイミング
・毎月の返済日の数日前であればいつでも可能
・固定期間選択型の固定期間終了時


また、住宅ローンの金利タイプの変更ができない場合は以下のような理由があります。

・全期間固定型を選択している
・固定期間選択型の固定期間中である


住宅ローンの金利をどうしても変更したい場合は、前述で解説した「住宅ローンの借り換え」を選択することで変更ができますよ。




3-3. 金利変更の際に事務手数料がかかる場合がある


住宅ローンの金利を変更ができる場合、事務手続きに手数料がかかることがあります。
事務手数料は一般的に2種類あり、借入額に対する割合で算出される定率型と、借入額にかかわらず一定の定額型があります。
金融機関によって、自分で定率型か定額型を選べる場合があるので、あらかじめ確認しておくと良いです。

金利変更の手数料がかかる場合には以下のような例があります。

・変動金利から固定期間選択型に変更する場合
・固定金利期間終了後や変動金利利用中に固定期間を設定する場合
・住宅ローンの借り換えを行う場合


また、事務手数料の他にも保証料や印紙税などが発生することもあります。
住宅ローンに関わる手数料は、契約時に確認しておくのが望ましいです。






4.まとめ



最近では固定金利の利上げが発表されている反面、変動金利は利下げが続いています。
固定金利と変動金利の金利差が過去最大になりつつある昨今においては変動金利を選択した方が返済が抑えられるのではないでしょうか?

もちろん、銀行選びは金利だけで選ぶのではなく、手数料、保証料などの金額、団体信用生命保険やその他の特約などを見て総合的な判断をする必要があります。


そのあたりはSOUSEIのスタッフに相談いただければお客様に合わせて住宅ローンのご提案をさせていただきますので、是非ご相談くださいませ。