今日は、これから家づくりを検討されている方で
「4人家族では収納はどのくらい必要なの?」
「どのような収納スペースをつくれば効率よく収納できるの?」
といった疑問をお持ちの方に向けてお話します。
・収納スペースが住宅全体の中で占める割合
・4人家族でもうまく収納するための考え方とポイント
家づくりをする際の知っておきたい「
目次
1.4人家族の収納スペースは6畳分が目安
2.収納スペースは住宅全体の何パーセント?
2-1. 戸建の収納スペースは15%前後2-2. マンションの収納スペースは8%前後
3.4人家族でもうまく収納する考え方とポイント
3-1. 収納面積より収納効率を重視する3-2. ウォークインクローゼットは位置にこだわる
3-3. 2階建ての家は1階にも収納スペースをつくる
3-4. 外の物置を活用する
3. まとめ
1.4人家族の収納スペースは6畳分が目安
家族の人数で収納スペースを検討する際は、
子供が成長するにつれて物が増えることを踏まえると、4人家族の収納スペースは6畳分あると安心でしょう。
しかし、物の多さは人それぞれ違います。
最小限の物しかない方もいれば物が多すぎて困っている方もいるように、必要な収納スペースも変わってきますのであくまで目安として考えてくださいね。
2.収納スペースは住宅全体の何パーセント?
それでは住宅全体に対してどのくらいの収納スペースが必要なのでしょうか。戸建とマンションに分けて、割合をご説明致します。
2-1.戸建の収納スペースは15%前後
戸建の場合、一般的な収納スペースは
具体的な広さで表すと、
30坪(100㎡)の家を建てる場合、4.5坪(14.8㎡)が必要な収納スペースです。
畳に換算すると、約8畳分のスペースとなります。
戸建の場合、中二階を設けたり、階段下を納戸に設計することができるため、約15%ほどを収納スペースとして利用することが可能です。
2-2.マンションの収納スペースは8%前後
マンションの場合は、一般的に収納スペースは
具体的な広さで表すと、
30坪(100㎡)の部屋の場合、2.4坪(8㎡)が必要な収納スペースです。
畳に換算すると、約4.3畳分のスペースとなります。
集合住宅式のマンションなどは、必要最小限の間取りで設計されることが多いので、収納スペースは必然的に限られてしまいます。
実際に売りに出ているマンションの収納スペースは居住空間のうち8%を目安に設計されることが多いです。
3.4人家族でもうまく収納する考え方とポイント
最後に4人家族でもうまく収納する考え方とポイントをご紹介します。
3-1. 収納面積より収納効率を重視する
4人家族となると、物で溢れかえっている家庭も多いのではないでしょうか。
物を上手に収納するには、収納面積よりも収納効率を重視しましょう。
収納効率とは、以下のような点です。
・収納の入り口の扉の高さや幅
・物の取り出しやすさ
・棚の数や高さ、奥行き、可動式になっているか
・クローゼットであればハンガーパイプがどこに、どの高さで必要なのか
収納面積だけに注目していると
「広すぎて収納スペースをうまく使いこなせない」
「毎回物を出す手間が大変で結局収納しない」といったこともあります。
重たい物を取り出しやすい高さや、手を伸ばしたりかがんだりした時に問題ないかなど、収納効率に重きを置きましょう。
3-2. ウォークインクローゼットは位置にこだわる
ウォークインクローゼットを設置する場合は設置場所が大切です。
ウォークインクローゼットは、寝室の横に設置している方を多くみかけます。
寝室の横にウォークインクローゼットを置くことで、朝の身支度をスムーズに行えるからです。
その他にも玄関付近に設置し、帰宅後すぐに着替えられる状況にしたり、ベランダ横に設置することで洗濯物を取り込む〜収納する手間を省く等、様々な考え方と設置場所があります。
日々の生活の利便性を向上するためにも、ウォークインクローゼットの位置はご自身のライフスタイルに合わせて検討することが大切です。
3-3. 2階建ての家は1階にも収納スペースをつくる
2階建て以上の家づくりを検討されている方は、1階にも収納スペースをつくりましょう。
1階に収納スペースがない場合、全てのものを2階に収納することになります。
そうすると、物を出し入れする度に階段を昇降する必要があり、非常に手間です。
1階にも収納スペースを設け、1階のものは1階に、2階のものは2階に収納できる環境をつくっておきましょう。
また、1階に収納スペースをつくる際は階段下の空間をうまく利用するのがポイントです。
階段下を利用することで、LDKなどの生活の必需スペースを圧迫することなく、効率よく収納スペースをつくることができますね。
3-4. 外の物置を活用する
外の物置を活用することで、生活が快適になります。
お出かけ先で使うものや、趣味のための道具をすぐに出し入れすることができたり、ガーデニング用品の収納や、普段使わない防災グッズを保管しておくことができたりと、とても便利になります。
また、アウトドアなどで使用した汚れものも、家の中に入れるのは少し気を遣いますが、
外物置だと気にならずに置くこともできますよね。
3. まとめ
収納スペースを少し気にするだけで、住まいの見栄えや使い勝手はとても変化します。
このブログを参考に、どのくらいの収納スペースがあれば良いかどうかを考えてみてくださいね。
収納スペースは面積だけではなく、出し入れの手間や有効活用できるか等、収納効率の面も忘れずに取り入れましょう。